日本語: 令和５年６月２９日（木）正午頃、海上自衛隊は、草垣群島（鹿児島県）の南西約１４０ｋｍの海域において、同海域を北東進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦１隻（艦番号「１３３」）及びユーシェン級揚陸艦１隻（艦番号「３２」）の計２隻を確認した。

その後、これらの艦艇が２９日（木）から３０日（金）にかけて、大隅海峡を東進し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。

また、２９日（木）午前９時頃、海上自衛隊は、横当島（鹿児島県）の南西約１９ ０ｋｍの海域において、同海域を北東進する中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲート１隻（艦番号「５９９」）及びフチ級補給艦１隻（艦番号「８９０」）の計２隻を確認した。

その後、これらの艦艇が奄美大島（鹿児島県）と横当島との間の海域を北東進して太平洋へ向けて航行したことを確認した。

防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第１航空群所属「Ｐ－１」（鹿屋）、第５航空群所属「Ｐ－３Ｃ」（那覇）及び第３ミサイル艇隊所属「しらたか」（佐世保）により、警戒監視・情報収集を行った。

また、２９日（木）午後、草垣群島の南約４０ｋｍの空域でヘリコプター（Ｚ－９） １機が飛行し、中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦（艦番号「１３３」）に着艦したことを確認した。防衛省・自衛隊は、当該ヘリコプターに対し、戦闘機を緊急発進させる等の対応を実施した。